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2017-11-01

だしのお話し

和・洋・中、世界の料理の中で味の基本となるのは、やはり “だし” ではないでしょうか。特に私達と密接に関係してきた和食、特に煮、炊、汁ものには “だし” は欠かせないものです。動植物食品の旨味成分を水に溶出し、各種調味料と合わせて料理の味を一層際立たせます。

和食の中で多く使われるものはやはり昆布と鰹節類、乾椎茸などです。特に昆布や鰹節類においては産地や種類によっても料理の味が変わってくるものです。私たちの料理の幅を広げ、味覚の楽しさを無限にしてくれる、だしの魅力を是非味わってみて下さい。

最近では和食だけでなく和風だしが伊、仏、印、中、などの料理にも頻繁に使われるようになってきました。このように “だし” が私たちの食生活を楽しく、そして豊かにしてくれるものであることは間違いありません。昨今の和だしブームの中で人工的なものが世間に多くあります。時間に追われる多くの方にとって簡便な調味料入りのだしも便利ではありますが、一つ手を加える事によって本当の旨味の世界が広がります。

是非、一手間をかけて “だし” を御賞味下さい。

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